2010年8月22日 のアーカイブ

八海山

日本全国360万の女子中高生のみなさーん、こんにちはー!

八海山、と言っても辛党のことではありません。ハッ!未成年じゃわからないか。反省!

いわゆる日本200名山と呼ばれているうちの1つ、八海山へ登山に行ってきました!

 

金曜の夜、1時間半ほど仮眠した後の午前1時半過ぎに出発!入間ICから六日町ICまで

ノンストップで2時間半で着きましたが、軽自動車には結構負担がかかったかも。

そしてETCのないワタクシの懐にも、もちろん大きなダメージが!

今回は新潟へ転勤中の大学時代の先輩と一緒です。色々と可愛がってもらっており、

ほぼ毎年のように山登りに出掛けてます。

 

八海山は南魚沼市にある霊山で、山頂へのルートは垂直に近い鎖場が連続していて

過去には遭難者も多い、とっても危険な山!

 

当日は八海山スキー場駐車場で合流し、始発のロープウェイに乗っていざ登山開始!

予想では最高気温33℃、今日も暑くなりそうでがんす。

ロープウェイ山頂から女人堂・千本檜小屋までは登り道が続くものの、山登りに来てるんだし

当然といった感じの起伏ですね。八海山はその昔女人禁制で、女性は女人堂までしか登る

ことが許されなかったそうですが、この日は多くの女性が登りに来てましたよ!でも男が一緒!

しかし千本檜小屋から先の八ツ峰コースは上級者向きで女性やビギナーは避けた方が無難。

我ら2人はというと、一応山に登って14年。自称、非初心者ということで最初から行く気満々!

 

が、ここを歩いてる時点ではこの先に待っている恐怖を知る由もありませんでした・・。

最初の地蔵岳から急峻な鎖場が始まり、不安定な足元にビビリましたが、これは恐怖の

ほんの序章に過ぎませんでした!鎖場は全部で19か所。これでもかという位の数ですね!

 

地蔵岳からは、まるでラクダのコブのようにデコボコが続き、幅数十センチの稜線をつたって

歩くようなところがあったり、岩場にへばりつくように登るところがあったりと、こ~わ~い~!

山登りに来ているのに、もう少しでサンズリバーを泳いでしまうところでした!

 

いつも感じることですが、山はやっぱりいい!雑音が何にも聞こえない。風が空気を切る音と

草木がさわさわと擦れる音。ウグイスの鳴き声と池にはおたまじゃくし、そして赤とんぼと、

季節もめちゃくちゃに混在してる。

文章で説明しても伝わらないだろうから、いつもより多めの写真を載せるので見てちょんまげ!

でも、写真も所詮2次元の世界なので平面的でちっとも怖そうに写っていないのが残念!

 

下山後は麓の旅館に1泊して、翌日は直江兼続ゆかりの雲洞庵を拝観したり十日町まで足を

延ばして皇室献上もされたという蕎麦屋のへぎそばを食べたりしました!またお互いの日程が

合えば今秋に一緒に登山に行くことになってます!そしたらまたその報告をしますから!

八海山① パンフより抜粋。絵だけみると簡単に登れそう。

女人堂の手前。19の鎖場にはカウントされていない。八海山②

八海山③ ここからが本当の八海山登山!

地蔵岳手前。すでに雲と同じ高さ。八海山④

八海山⑤ 最初の峰、地蔵岳到達!

ここに書いてあることは大袈裟でも脅しでもなかった!八海山⑥

八海山⑦ 両側は絶壁!バランスを崩せばアナザーワールドへ!

トラバースするところも何か所かありました!八海山⑧

八海山⑨ ほぼ垂直の岩場を下ります。自分の命は自分で守る!

摩利支岳。山頂に先を行く人の姿。落ちたら痛そう。八海山⑩

八海山⑪ 釈迦岳~摩利支岳への鎖場!生きた心地がしない!

ここもトラバース。左は奈落の底。八海山⑫

八海山⑬ いよいよ大日岳へ!ここも垂直に近い!

やったあ!ついにやったよ!八海山⑭

八海山⑮ 一休み。ぶら~ん!

ここへは上級者しか登ってきません!八海山⑯

八海山⑰ ♪あかとーんーぼー。

下りる方が怖く感じるー!片手で鎖を掴んでもう片方の手で撮影!八海山⑱

八海山⑲ 右は断崖絶壁。鎖をしっかりと持って!

帰りも油断できない。緊張の連続!八海山⑳

八海山21 剣ヶ峰と奥は摩利支岳。幸い風がなく安心して歩けた。

帰りの迂回ルートも絶壁だった!八海山22

八海山23 実際の足場はこーんな感じ!ちゃんと鎖を持たないと不安。

こーゆー景色を見られるから登山は止められない!八海山24

八海山25 この感動は懲役モノですぜ、旦那。

生きて戻って参りました。八海山26

八海山27 今夜はここで1泊!お疲れさま~!